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鍼灸師の仕事 ツボ
 鍼灸師である以上、「ツボ」というものと向き合わざる負えない。
 正直、ツボの名前をよく忘れてしまう。
 多分ツボ好きの患者のほうがよっぽど書籍を読んでいて、ツボの名前や効能を知っていて困る。

 普段の施術ではまず患者さんの姿を俯瞰してから、施術している筋肉の状態や骨の捻じれや向きを意識して施術の手順を考える。
 僕は揉みほぐす時間が増えると手の感覚が鈍くなるので、患者さんの体調を診るときは脈診よりも舌診のほうが多い。
 ある程度見当をつけながら施術をしていくと、結果的にはツボの位置が治療すべきポイントになることが多い。
 上腕部、肩甲骨周り、背部、骨盤周囲、足首などのツボは利用頻度が高い。
 また、離れた箇所へ痛みを誘発させる「トリガーポイント」と言われる箇所も治療箇所として有効で、ストレッチとセットで使うことで効果がより上がる。

 最近になって、単語だけでなく 昔やっていた施術が 急に使わなければいけないときに限って思い出せなくなってきた。
 おかげで治療院の机の上には手技療法DVDや教則本が趣味の本と共に高く積まれることになり、まるで開院当時したばかりと変わらない状況が復活している。
 こんな状態で時折他人を教えているのは少し恥ずかしいが、教えたい内容を予習する時間と気持ちの余裕がないのが今の悩みだ。



 


  

by tairaacp | 2017-09-26 00:01 | 鍼灸師の仕事
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