「鍼灸師になってどんな仕事をしたい?」と訊いて、殆ど学生で答えることが出来る人間は少ない。
言い換えると、いろいろな治療法や健康法が氾濫している今、1stチョイスで鍼灸師として何を求められているのか、と考えている学生が少ない。 多分、半分近くは、「医療系の仕事の中で、と自分にも何となくなれそう(食べていけそう)な気がして」だと思う。 動機としては僕はそれでもかまわないと思う。 ぐだぐだ理屈を言われるよりも余程好きだ。 動機や看板より鍼灸資格を取ってからの結果が、その人間の鍼灸師としての価値だからだ。 だから勉強が出来なくなくても、将来を思い浮かべることが出来なくても、この仕事をしたいのかどうかが一番重要。 この仕事を志した地点が、学生なのか、社会人なのか、学費を悩まなくてもいいのか、他の仕事を兼業しているのか。 治療を求めて来院していただく方々にはそんなことは何も関係はない。 見せかけのやる気や自分自慢より、施術する相手への誠意と努力があってこそ、施術本人に価値がすこしずつ付加されていくのだと思う。 ただ、僕自身は治療院を続けていくのがやっとの状態なので、ウチに教わりに来ても鍼灸師の都合のいい儲かり方は教えられません。
by tairaacp
| 2017-10-09 14:06
| 鍼灸師の仕事
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大阪市 たいら鍼灸治療院
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