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肩こりの原因・治療法
 「鍼灸家は肩こりを治して一人前」などと昔から言われているように、肩こりは昔から大きな悩みとされてきました。
 肩こりは、筋肉疲労や血行障害、病気などによって引き起こされる肩の圧迫感・こわばり感と痛みで、ほとんどの人が肩こりの経験があり、特に女性が最も悩める症状の上位として常に挙げられています。

【原因】
①本態性的なもの
 頸部や肩周辺の筋肉の疲労によるもので、普段運動しないような人が急激なスポーツをおこなったりすることでよく起こります。
 多くは安静や入浴など温めることによって症状が軽快するが、労働や寒冷によって憎悪します。軽度であれば発症後3~7日程度で症状は緩和されます。

②症候性的なもの
・頚椎の変形・ヘルニアなどによりもので、頸から上半身にかけて・指先に痺れが引き起こされることがあります。
・肩関節周囲の疾患によるもので、”バンザイ”や、後ろのエプロンの紐や結んだり髪を束ねることが出来なくなります。
・鎖骨と肋骨と頸部前外側で硬性される「胸郭出口」が狭くなることで、神経や血管がはさまれて起こり、女性に好発。
・高血圧、低血圧、貧血、心疾患、肺疾患、甲状腺等の内分泌疾患や、食道、胆のう、肝臓での病気によるもの。
・眼科疾患・歯科疾患・耳鼻咽喉科疾患によるもので、頭痛を併発している場合が多くみられます。
・更年期、自律神経失調症によるもので、40代以降の肩こりの女性によくみられます。

③心因性によるもの
 精神的緊張や、うつ状態による筋緊張が肩こりを誘発します。

【治療法】
①正しい姿勢の保持
 肩こりの誘因となった姿勢や動作の見直し、日常の動作環境(特に職場)の改善。 

②体操、運動
 頸から肩にかけての筋力強化と、上肢の各種ストレッチ運動をおこないます。

③入浴等の温熱療法
 温熱療法は患部の血行を促進させることによって非常に効果があります。特に入浴や温泉などにはいることは、精神的緊張を和らげることも期待出来ます。

④マッサージ・各種リラクゼーション
 入浴・温泉と共に、患者が一番心地良さを得られやすい治療法です。

⑤鍼灸・整体
 多くの症例が示すと通り、時には病院での治療よりも有効的な手段として非常に効果が高いものです。
⑥湿布、薬剤内服、筋弛緩剤、神経ブロック、精神安定剤、栄養剤 などの投与
 その多くはあくまで一時的な対症療法として使用される場合なので、その使用法は患者の症状に応じて適切に変えなければいけません。

 以上の治療法が一般的ですが、肩こりの発生した原因をそのままにしたままでの一時的な対象療法だけでは根治出来ません。必要に応じて、肩頸以外の箇所の医療的検査が必要と思われる場合は、早期に受診してください。

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by tairaacp | 2007-09-28 14:00
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